チキンブナはベンガルカレーの基本の基本、とのことです。ベンガルカレーには「ブナ」と「ジョル」があって、スープっぽいのがジョル、とろみの強いのがブナ、とのこと。
バングラデシュの美人コックさんに教わって何度か我が家で挑戦したけれど、今回ようやく理想的な味になりました。やっぱりレシピに忠実に作るのがミソ。調理にはフライパンを使います。(我が家では中華鍋を使用。)
ちなみにこれは辛くないカレーです。
レシピは・・・
1-鶏肉の皮をはがす。皮と身のあいだの黄色い脂肪も取り除く。 (バングラデシュでは鶏の皮は食べないそうです。) 水で洗って食べやすい大きさに切り分ける。
2-玉ねぎを薄切りにする。薄切りを更に横に2等分にする。
3-フライパンを熱し油を入れる。油が温まったら玉ねぎを入れ、やや強火で炒める。
玉ねぎが軽く色づき、表面に光沢がでてきたら火力を中火にする。基本は強火、でも焦がさないために少量の熱湯を足す。
4-塩を入れる。さらに玉ねぎの色がこんがりしてきたら、おろし生姜、おろしにんにくを入れ、さらに炒める。少量の熱湯を足す。
5-ターメリック、チリ、クミン、コリアンダーのパウダーを入れ、スパイスを焦がさないように火力を調節しながら、さらに炒め続ける。
6-水分がなくなってきたら鶏肉を入れ、よくかき混ぜる。少量の熱湯を足す。ガラムマサラも少々入れる。
7-ベイリーフ、シナモン、軽く叩いてサヤを割ったカルダモン少々を加え、熱湯300ccを加え火を強める。 (ちなみにウチにはカルダモンがニガテ、という人が1名いるので、ほんの少量。)
煮立ってきたら火を弱めてフタをする。鶏肉にスパイスと味がしみこむまで、ごく弱火で煮こむ。
8-トマトを粗みじんにして、鍋に加える。 ときどきフタをあけ、焦げ付かないようにかき混ぜながらとろみがつくまで煮る。
水っぽさがなくなりとろみがつき、玉ねぎもトマトも形が残らないくらい煮崩れ、油分が表面に少しだけ浮いてきたら(このような状態になったものをグレービーと言う)フライパンの周りに軽く付着したグレービーを、こそげ落とすような感じでかき混ぜておく。
油が表面に浮き、光沢が出てきたら、火を止め器に盛り付ける。
注意>パウダースパイスはくれぐれも焦がさないように。風味が効かなくなります。
日本のカレーは翌日の方がおいしいけれど、ベンガルカレーは作ったその場が一番おいしい。カレーといっても本当にいろいろなんですね!皆様も是非お試しあれ。